第31回 函館文化発見企画 講演会「幕末の日本と箱館奉行ー『箱館奉行所文書』を素材にー」

函館市中央図書館所蔵の『箱館奉行所文書』の紹介により、箱館奉行の経緯や奉行所吏員の配置状況と職務について、配付資料を見ながらの講演で、わかりやすく幕末の緊迫した社会情勢の中で外国との対応の最前線として任務に当たった箱館奉行の意義が語られました。

また史上最初の世界戦争と言われる「クリミア戦争」が極東の日本、さらには箱館の開港に大きく影響したことの指摘も、当時の箱館が、歴史の中で重要な位置にあったという事実を講演会に来られた市民のみなさまに認識していただくことができた講演会となりました。

2010/12/4(土)
講師
榎森 進 氏(東北学院大学 文学部 歴史学科 教授)
時間
午後2時~午後3時30分
場所
函館市中央図書館(函館市五稜郭町26番1号)視聴覚ホール